株式会社北東北読売IS
代表取締役社長
柴田 将仁さん
読売新聞社の系列会社として広告代理業を営み、50期を迎えました。「提案型営業を通じて、クライアント様の課題を解決し、消費者の購買意欲を高める」をモットーに、地域活性化への貢献を目指しています。
2024年2月20日に開催した、しごとCROSSトーク「経営者・採用担当者に聞く!中途採用職場定着のポイント」の当日の様子を一部ご紹介します。(※情報は開催時点のものです)
株式会社北東北読売IS
代表取締役社長
柴田 将仁さん
読売新聞社の系列会社として広告代理業を営み、50期を迎えました。「提案型営業を通じて、クライアント様の課題を解決し、消費者の購買意欲を高める」をモットーに、地域活性化への貢献を目指しています。
株式会社いわて愛隣会
業務本部 総務・採用担当
松田 葉子さん
介護サービス事業を通じて地域社会との共存共生を目指し、多機能なサービスを通じ、ご利用者様の心の温もりと、「安心・安全・快適」な暮らしの提供に努めています。
柴田さん:株式会社北東北読売ISは読売新聞社グループの会社の一つで、会社は盛岡市津志田にあり、岩手と青森と秋田の3県で広告代理業をしています。メインは新聞折り込み広告なのですが、ポスティング、DM代行、デザイン制作などもっと業務の幅を広げたいと思っています。私は東京で25年間営業を経験し、2年前にこちらに赴任し社長をしながら営業活動などをして、地域のことを学んでいるところです。
柴田さん:欠員を埋めるのではなく売上を伸ばしたいので、人への投資、増員を目指しています。広告を希望する企業へのアプローチで必要なのはコミュニケーション力だと思います。人の話を聞くことができ、自分の考えを伝えられる方。お客様と仲良くなり、信頼されるためのコミュニケーション力が備わっている方を求めています。言われたことだけをやるのではなく、自分の意見や提案をできる方が必要だと思っています。
柴田さん:中途で入って来る方は、新しい職場で学ぶことも多いと思います。そうしたことから、いろいろなことをちゃんと理解し、学ぶことができる人が活躍しています。つまり積極的に新しいことを取り入れようとする努力ができる方とも言えます。前向きで積極的な方です。中途採用ですので営業経験がある方をまず求めますが、営業経験がなくともしっかりやっている方もいます。それは「やる気」や「学習意欲」の問題になってくるかと感じています。
柴田さん:人材を見極めるために決められた質問はないのですが、どんな話題でもその会話のなかでどんな反応、答えが返ってくるのかを見ています。議論の内容ではなく、どんなやり取りなのか、話の流れを見極めています。答えの中身がいいに越したことはないのですが、やり取り重視です。
身だしなみへの配慮は必要だと思います。営業ですので最低限、清潔感がほしいと思います。そして第一声、あいさつも元気な方がいいですね。
柴田さん:経験の有無が決定的なものにはならないとは思います。応募者が複数の場合、それがどう評価されるかは総合的なものになるのではないでしょうか。ただ、若い方の場合は経験がなくとも潜在能力を評価することもあるかとも思います。
柴田さん:新入社員を孤立させないよう努力しています。会社の仲間として引き寄せる「仲間意識」を作って職場定着を図っています。職場環境も辞める大きな理由の一つかと思いますので、その改善も意識しています。職場定着には同僚、先輩の影響は少なくないと思います。新入社員には企業文化を理解してもらいたいとも思います。
柴田さん:経験者だけでなく、未経験者でもこちらの募集意図をわかったうえで応募してくる方には門戸を開きたいと思っています。少しでも興味を持たれたのなら、お話をしていただければと思っています。
松田さん:株式会社いわて愛隣会は2008年11月に会社組織として設立した介護サービス事業所で、本社は盛岡市下太田で、介護施設があります。従業員は48人です。介護サービスとしてデイサービス、宿泊サービス、サービス付き高齢者向け住宅をしており、盛岡市のほか、矢巾町の4施設で事業を展開しています。私は今、総務の採用担当で、求職者とのやり取りなどの窓口業務などをしています。
松田さん:人材不足の介護業界で、中途・新卒問わず、常に募集をかけている状況です。特に中途採用に関しては社会経験、人生経験のある方となるので、利用者との会話に生かしてもらったり、若い方をサポートしてもらったりしてほしいです。経験が豊富なので気づく力も高く、それを利用者様のちょっとした変化などの気づきに使ってもらいたいです。介護の経験はあまり関係なく、今の職員の半分は未経験の方です。年代も10代から70代まで幅広いのが特徴です。
松田さん:採用担当としては、第一印象は大きいかなと思います。特に笑顔などの表情や、目を見て話してくれるのかなどです。選考の前に施設の見学をよくするのですが、そのなかでのやり取りは大切にしています。会社のニーズと就職希望者とのマッチングが最終地点だと思いますので、本人の仕事、介護に対する考え方は聞くようにしていますし、会社の情報や勤務体系、仕事のやりがいだけでなく大変さなども伝えることにしています。面接の時間は限られていますので、その前の段階である程度の情報交換ができるようにしています。
松田さん:応募者の多くは介護の経験がない方です。ただ家族の介護をしたなど仕事以外での経験を持っている方は少なくありません。経験の有無で言えば、なくても大丈夫ということです。それより利用者の方は高齢の方で、お年寄りに敬意を持って優しく接することができるかどうかということの方が大事になってくるのではないかと思います。そういう方が長く続くし、キャリアアップしていきます。
松田さん:全従業員に対して研修を実施しています。6回シリーズで、会社の理念や方針などを理解してもらう場を設けています。会社と従業員のベクトル合わせのようなものです。これは施設を超えた研修の場で、従業員同士の交流にもなっています。当然OJTもやっていまして、上司と従業員にコミュニケーションを取ってもらっています。新入社員には入社する前に職場見学などで働くイメージを持ってもらいたいと思います。入職後は職場に合わせる努力も必要かと思います。
松田さん:スタッフの半分は介護未経験の方です。介護に興味がある方、高齢者に関心がある方、是非一歩を踏み出していただいて、まず見学をしてもらいたいと思っています。